産婦人科女医の独り言

つぶクリ院長のつぶやきです。ためになる保証はありません。

生まれ来る子供たちのために

気づいたら、更新がしばらく滞ってましたね。(^_^;)

 

突然ですが、

↑ タイトルは、そこそこ有名なオフコースの名曲です。

何人(何組)もの歌手に、カバーもされているので、そちらの方を聴いたことがある方もいるでしょう。

これは、

・ボーカルの小田さんが、唯一裏声を使っている曲

オフコースの大ヒット曲「さよなら」と「Yes-No」の間に発売されたシングルレコード

・・・ということで有名かと思います・・・皆様、当然ご存じですよね?

 

少し前ですが、本邦の合計特殊出生率(2021年)の話題が最近出ました。

一人の女性が、生涯に生む子供の数です。

当たり前ですが 男性は子供を生めませんので、一人の女性が2人以上生まないと人口が減って来ちゃうのです。

それが、1.30人なんだそうです。

1.3人・・・・

そりゃ、日本人は減りますねえ。

噂では、このままだと西暦2699年には、日本人は1人になってしまうそうです(Twitter情報。根拠は不明です)

日本人を滅亡させないためには、もっともっと出生率を上げる(=出生数を増やす)しかないのは分かっていますが、

どうやって?

 

 生みたくない気持ちも分かるんですよね・・・育児のハードルが上がってるこの国で。

教育費も高いし。

我々の業界も産科部門は悲観的観測が多いです。

母体は高齢化する一方だし(一般的に、高齢化するとリスクが上がります)。

訴訟リスクも相変わらず高いし(何か不測の事態が起こると、産科医および産科医療が責められがちなのです)

…そもそも、お産が減ってきたら、経営が厳しくなるのは自明の理!

 

この現状を打開するためには、政治の根本を変えないとイケナイ・・・などと思う今日この頃です。他力本願でスミマセン

 

だから、 次の選挙は、ちゃんと投票しましょう! 若い人。

 

現在の、「高齢者に重点的に甘い社会」は、若い人の手で変えていかないと!

20-30代が100%選挙に行ったら、今の政治家さんたちも考えを変えてくると思うのですが。

 

話は戻って「生まれ来る子供たちのために」の話。

歌詞の最後にはこうあります。

 

♪ 真白な帆を上げて 旅立つ船に乗り

 力の続く限り

 二人でも 漕いでゆく

 その力を 与えたまえ

 勇気を 与えたまえ

 

・・・小学生の頃?に初めて聴いたときの感想は、「一人でも漕いでいく」のではなくて。「二人でも」なんだ。不思議ー

でした。

おばさんになってから聴いても同じ感想でした。

ぶれないと言うか、進歩がないと言うか・・・笑。

小田さんの頭の中には、ガレー船が浮かんでいたのかな?

ガレー船とは - コトバンク

・・・こりゃあ、「二人でも」漕げませんな。笑笑

 

暑いので、ご自愛ください!!

 

〜一部のファンに送る今月のコスプレ〜

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くそ暑いので、皆様ご自愛ください。