産婦人科女医の独り言

つぶクリ院長のつぶやきです。ためになる保証はありません。

給料日

こんにちは。

先ほどまで大雨だったのがウソのように晴れてきました。

雨嵐の中、お昼ご飯をコンビニに買いに行ったスタッフがくやしがっております。(クスクス(^J^)

さて今日は給料日です。

子供のころから今まで、「給料日だからハンバーグね♪」という経験をしたことがなかったため、給料日という意識が希薄な院長です。

・・・こんな自分が、ヒトにお給料を出す立場になろうとは。。。(-_-;)

世の中分からないものです。

給料日で思い出した、昔話をしましょう。

今は、研修医制度は変わってしまいましたが、私が大学病院で研修していた頃は、月給が3万円でした。

週給じゃあないですよ、リアル月給が三万円。

国公立の病院だともうちょっともらっていたらしいですが、私が研修していた大学病院はそうでした。

どうやって生活したのかって?

1. 親のすねをかじる

2. 先輩にタカル

この二つがメジャー活路で、オプションとして「貯金を切り崩す」などがありますが。

だからといって9時5時で帰れるわけもなく・・・いゃあ、あんなひどい生活は二度としたくありません。

ひどいなりにも、自分たちよりヒドイ話を聞くと元気が出る、、、かどうかは分かりませんが、
「KO大学は二万五千円だ」というのは有名な話でした。(これも本当。)

先輩にたかるといっても、常にカモいや頼もしい先輩が周りにいるとは限りませんので、
まぁカツカツでしたね、一年間は(二年目からはバイトに行くことが出来た。当時の慣習として)。

かといって、今の研修医が実労働に見合った報酬を得ているとは思いません。
どんな会社でも、初任給は出るのに・・・

実のところ、研修医の働き相応の給料をあげたら、大学病院は倒産します。
開業するにあたって一番不安だったのは、「労務管理」の分野です。

今まで、労働基準法をガン無視した労働環境(早く帰るのは悪!という雰囲気)の中でしか仕事をしてこなかったので、
「タイムカード」とか
「時間外労働」とか、
「残業時間の規定」とかは、外国の話くらいに思っていたのです。

開業直前に、本を買って読みましたよ。(超付け焼刃!)

読んで、思った・・・「これ、もっと早いうちに読んでおけば良かったな。」

医者の世界では、当直明け通常業務は当たり前です(ご存知?)

しかし、眠れない当直のあとに、大混雑外来をやって病棟患者を診て・・・気づけば今日も当直。
こんなの普通の話ですからね。ごくフツー

そりゃ、外科系の人気がなくなる訳ですな。

解決策が、厚生省にあるかは知りませんが、厚生省のお役人にも一緒に当直・・・連直してみて欲しいものですな。

なんだか二日続けて愚痴めいた文章になっていまいましたが。。。

今月も、無事に給料の振り込みが終わってホッとしております。

皆さん

お給料出たら、溜め込まないで使って下さいね。

日本の経済の活性化のために。