産婦人科女医の独り言

つぶクリ院長のつぶやきです。ためになる保証はありません。

研究会

今日は、お仕事のあと研究会に参加です。

埼玉県の周産期医療についての会です。

これまでは、比較的婦人科の学会/研究会に参加することが多かったので、興味深く聴講してきました。

あ、そうそう

妄想ではなく、埼玉県の実情を、これを読んでいる皆さまだけにお教えします!


1. 人口比あたり全国最低の産婦

人科医数!

2. 人口比あたり全国最低の分娩

施設数!!



↑これ、ギョーカイでは有名な話です。
ご存知でした?

え、ご存知ない?

そりゃ、残念ですねぇ〜

演題の中で、県内唯一(これもオソロシク少ない)の「総合周産期センター」の先生の話がもうホラー並み!(大げさ。)

「一次医療機関(ちいちゃなクリニックや分娩施設のことね)で、母体搬送前の患者さんに話して欲しいこと」というスライドがありました。

ふむふむと、鉛筆をなめなめ聞きました。

聞きましたが・・・・


う〜ん (@_@;)  言いづらい・・・


だってさぁ、

「超未熟児(妊娠28週未満で生まれた赤ちゃんのこと)は、障害を背負う可能性が高い」とか、

母体搬送の一部の人の話ですが、「合併症のある女性の中には、妊娠してはいけない人もいる。そうゆうヒトに不妊治療をしてはイケナイ」。

細かいニュアンスは違っているかも知れませんが、まぁそんな感じですた。


当院にも、40才以上の挙児希望(赤ちゃんが欲しいってこと)の方がたくさんいらっしゃいます。(思った以上にいるのよ〜泣)


真っ白な心と知識で。

そういうヒトに、妊娠のイロハを話した後で、

「40才以上の超高齢妊娠は、超ハイリスク妊娠だから、時どき母体が***になったり赤ちゃんが△△になったりします。それでも訴えないで下さい。」

とは、言いづらいよねぇ。。。(伏字の部分は、酷な内容なのでご想像にお任せします。)(それに近いことは言っちゃうけど。)

なので、来週からNLCにいらっしゃる挙児希望の方は、上記をご了解の上来院下さい。

って、無理か。
だいたい、伏字あるし (^_^;)

暗い話になりましたが、妊娠出産は喜ばしいことです。

なので、若いうちにたくさん生んでね! (乱暴な結論。)

明日は、晴れるかな。

みなさまよい週末を