産婦人科女医の独り言

つぶクリ院長のつぶやきです。ためになる保証はありません。

なまえ

こんな職業についていると、珍しい(と私がおもっている)お名前に遭遇することがよくあります。

内診、いや内心「うわぁ!どこ出身か聞きた〜い。。。」という衝動にかられるのですが、
「いや待て。この人は、今までの人生の中で飽きるほど名前について聞かれたに違いない。だからやめておこう」
と、自分を押えます。

ただ、あまりにも・・・ご当人がフレンドリーな時や、暇な時(私がね)、あるいは「聞かずにはいられない」ほど興味を惹かれたお名前の方には聞いちゃいます。

まぁ、私が満足して終わり&(覚えてないから)次回来院時にも驚く。とゆうオチに大体なるのですが (^_^;)

・・・まず、私自身の名前が読めません。
ほぼ100%違う読み方をされます。
子供の頃は、それが嫌でしたが、社会人になったらそれはまた面倒くさい。
間違った読み方をされた時に、「訂正する」か「受け入れる」のか。

解決法・長く付き合うと思われる相手にはきちんと訂正する
そして
万が一間違われても二度目は訂正しない。

話変わりますが、開業する時に、当然ですがクリニックの名前を考えなければならない。

・・・考えましたよ。ない頭を絞って。

やはり、それなりに時代にマッチした名前じゃないと浮くだろうし、
患者さんが知りたい情報は入れないとイケナイ。
患者さんが知りたい情報とは・・・?
1、診療科
2、院長の個性・人柄がうかがえる
・・・だと言われました。クリニックを設計してくれた方に。

いろいろ考えて、、、
カタカナを入れたくて、ギリシャ神話の女神さまとかも調べたのですが、レズだったり「争いの女神」だったりして、ふさわしいものがありませんでした。

よって今の名前にしました。と言ったら、「先生の個性が出すぎ。」とまさかの差し戻し。件の建築士に。

もう一度考えて・・・

・・・最後は考えるのが面倒臭くなって、今のこの名前にしました。

それが
まぁ


不評。



圧倒的に不評(特に建築関係に)。


最後の最後まで建築資材に「阿部産婦人科」と書かれておりましたとさ(泣)

まあかく言う私も、ちと恥ずかしくて、電話に出る時などはもぞもぞ言っておりましたが、
最近はもう慣れた、、、というか、名前をみて皆さん来てくれるので、この名前にして良かったと思っています。

命名者であるチチも喜んでくれていることでしょう(推測。)

・・・とある友人に、
「リンガ礼子クリニックでいいんじゃん?」と言われたのが、

テキトー大賞!

(ヒンズー教で、祈りの対象です。)

では、おやすみなさい。