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ものごとには、「オチ」があります
例えば
漫才にあるのは当然として、
論文にも
小説にも
はたまた結婚式のスピーチにも・・・
ありますよね!?
そして
オチのない話を聞くのは疲れると思いませんか
・・・私はこれまでの人生で、必ずオチをつけるように教育?されてきたので、そう思うだけかも知れませんが・・・
例えば・・・
菊○玲ちゃんがしゃべっているのをテレビで見る度に、
「この人は、頭がいいのにどうしてこんなに話がつまらないんだろ〜」
と思ってしまいます。
着地点を決めないまま喋ってるのではないかなぁ?
話がそれましたが
臨床(普段の診療のこと)でも同じことが言えます
患者さんは、自分が何が一番問題なのか分かってないかたもいらっしゃいます
そこを
1. 問診して(何に一番困っているかをあぶりだし)
2. 症状から、どんな病気が考えられるのかを想定し
3. 想定した病気が分かる検査・診察をし
4. 今日の時点での診断・現状を説明する (オチ)
(5. その場で診断がつけば、投薬など治療もしますよ)
患者さんの心配を取り除くために、診断はまだつかないけど悪い病気じゃなさそう。などと言い添えることもあります
(中には安心しすぎて結果を聞きに来ない方もいらっしゃいますが。。。こらっ! )
世の中にはいろんな患者さんがいて、2.くらいまでご自分で決めて来て、『これこれの検査をしてください』とのたまわれる方もいらっしゃれば、
4.説明しても、どこにオチをつければいいか(こちらが)悩む方もいらっしゃいます。
例1)
患者『生理が不順なんですけど、二か月に一回は来てるし、特に困ったことはありません』。
医師(それが何か問題でも? おぎやはぎ風)
例2)
患者『生理痛が辛いんですけど、薬は飲みたくありません』。
医師(伝家の宝刀「我慢して下さい」!)
・・などとは言えないので、現状を説明して終わるのですが、
もともとの着地点(患者さんの希望・理解度)が不明だと、話もオチません。
(私ともあろうものが・・・涙)
やはり、オチは必須です。。。必須と思います
がしかし
残念ながら、オチをつけることができない・・・軽快/治癒してさしあげることができなかった方ももちろんいらっしゃいます
そんな時は ご本人はもちろん悔しいでしょうが
こちらも忸怩たる思いで診療するものです
治してあげられないのに、診察するのは辛い。
申し訳ない気持ちでいっぱいになります
・・・みたいな話を知人にしたら、
『それは違う。話を聞いてもらうだけでも安心するものだよ。だから、治らないと思っている人でも誠実に対応すればちょっとは良くなるよ』
と言われました
(゜o゜)!!!
目から鱗ですた!
毎日
患者さんから学んでいます
結果的にオチたのかおちていないのか分からない文章になってしまいましたが
最後までお付き合いありがとうございました
暑いので
ビールの飲みすぎには注意しましょう