産婦人科女医の独り言

つぶクリ院長のつぶやきです。ためになる保証はありません。

女はつらいよ

当院は女医しかいない(ってゆーか一人院長の弱小クリニック)ので、

産婦人科初めてん ♪」みたいな若い女性もたくさん?いらっしゃいます

そして、
「はじめてのしきゅうがんけんしん (*^_^*)」
をお受けになります

え〜と…

皆さま、子宮がんって二種類あるってご存知?

1. 子宮頸がん;子宮の出口側のがん。ここの検診はどなたでも受けてもらえます

2. 子宮体がん;子宮の奥の方のがん。この検診は、子宮腔内に細い器具を入れて細胞を取ります。なので、お産をされたことのない方は痛かったり、細胞が採取できないこともあります

若い女性 は、いかんせん「子宮がん検診初心者」なので、上記1.2.も分からず
『せっかく来たのだから全部調べてくださ〜い』などどおっしゃいます

・・・いいんですか?お嬢さん。子宮体がん検診は痛いぜよ。と説明するのですが、

そこは若いお嬢さん。怖いもの知らず!
『頑張りま=す』とおっしゃるものですから、
こちらも頑張りますよ、はい

いたた。

あいたた。。。(患者の気持ち代弁)




(ToT)/~



悶絶しています。。。(だから止めたのに。。。)

(これ、私が下手なわけではないからね)(あと、迷走神経反射もあると思います)

そして、
当院自慢の「回復室」へ運ばれてゆきます。

最初は血圧測定や、血中酸素飽和度などのモニターをつけて慎重に観察するのですが、

まぁたいがいすぐ回復するので
ちょっとお休み頂いて、顔色・バイタルをみてお帰り頂くのですが、、、

これがまぁ〜




帰らない。


と、言うか



爆睡しちゃってますけど・・・(・_・;)(-_-)zzz


あ〜ノルウェーのいいベッドだからねぇ。(うそ)

大部分の方が、予想を越えた長時間休んでいかれます。

この間なんかは、
診療時間を越えそうになるほど眠った方がいて、(もちろん元気そう)
人非人の院長の手によって、
「時間だから帰ってよ」(明石家さんま風)と肩を揺さぶられ起こされた方もいました
(もちろん何事もなく帰られましたが。)


医療用の、何の変哲もないベッドですが、

皆さま気持ちよく休んで帰られます (^_-)

スタッフの間では、
「そんなに寝心地がいいのか?」
という疑問と共に、
「安眠の神様/妖精がいるのでは?!」
と、まことしやかに囁かれています

まぁ単純に、
普段から睡眠不足の女性が多いからだろうと院長は考えているのですが

それと共に、「安心できる空間」を提供できているのかな (^_^)v などと自画自賛しています


それはまぁありがたいのですが。。。

休ませたい人が重なるとやばいのよね



ちと話がぶれましたが、

『未産婦の体がん検診は、覚悟しろっ!!!』

ってことです(当ブログ 5/19「だいじなこと」参照)

間違っても、『よくわかんないけど、安いから ♪ 』などという軽い気持ちで受けないよ〜に!!!!

(必要な方には、院長から説明してからやっとります)

いやぁ 検診ひとつとっても





女はつらいっすねぇ


(男も、辛いよね?!)