産婦人科女医の独り言

つぶクリ院長のつぶやきです。ためになる保証はありません。

質問はパンツを脱ぐ前にしよう!

はー

昨日の土曜日で、さいたま市の検診が終わりました。。。

噂には聞いていましたが、最後の一週間は疲れました・・・

最終日なんてね、もうクーポン(註)の嵐・・・

(註;クーポン・・・各市町村が配布する、検診のタダ券。21、26、31、36、41才など、五年区切りの年齢の人に配布されることが多い)

クーポンすなわち「タダ」なので、「今年を逃しちゃイケナイ」と思って慌ててやってくる気持ちはわからないでもないけどさ・・・


みんな、あと一週間


早く来ようよ (ToT)/~~~



クーポン対象の人々(クーポン軍団と呼ばせてもらいます)は、それ以外の人たちに比べて、検診受診率が有意に高いので、その効果は確実にある。
とゆわれています。

ただ、、、、

「自分が何の検査を受けにきたかを分かっていない人が多い」

に違いない。と私は睨んでいます。

当院では、内診台に上がってもらう前に、「今日はこれとこれの検査をしますね。」と確認してから検診しているのですが、

クーポン軍団の中には、「え?」という方がいらしゃいました。

軍団員 『何の検査をするんですか?』

院長 『子宮頸がんの検診ですよ』

軍団員 『子宮頸がんて何ですか?』

院長 『・・・子宮の出口のガンです・・・』

という会話は、何回もになるとキツイものです。

そこをクリアーした後、内診台の上で 『何をするんですか?』と聞かれたことも1^2回ありました。

院長『・・・子宮頸がんの検診ですよ・・・辞めます?頑張ります?』。

もはや、禅問答 の域に達しています。

そして結論は、タイトルに掲げておきました。

検査は確かに大事ですが、苦痛や被ばくなどのデメリットを伴ったりすることもありますので、
そこのところをご理解の上受けて頂きたいものです。


さて
今日はあの日からちょうど一年経ちました。

私のささやかな復興支援・・・