産婦人科女医の独り言

つぶクリ院長のつぶやきです。ためになる保証はありません。

だいじなこと

春は、健診シーズンです。(勝手に決定。)

さて、女医の間で時折話題になるのは、『自分の子宮がん健診を、どこで受けるか?』。
これ、大きな問題です。

知ってるところは恥ずかしいし。

知らない所は、不安。


かくいう私も、昨年初めて(すみません。。。)子宮がん検診を受けました。近所でね。

私は、知らない病院派。

すげー緊張しましたわ。

カーテンの向こうで、女医さんがクスコをかけて。。。うん、ここで力を抜くんだな。

ここで・・・

がしかし!


いでで!
いたた、あいたた、あいたたた、いたいっす! 
ギブギブ!!


ヘタクソォ〜〜!》

・・・とも言えず、ハンケチを咥えて耐えていたら、カーテンの向こうでの会話が聞こえてきますた。

Ns.「マルチン(子宮腟部をけん引する器械。まがまがしい形状をしている)使いますか?」(子宮体がん検診の時ね。)

Dr.「う〜んどうしよっかな。あ、やっぱりちょうだい。」

(私「うーんギブ!」とは言えず。)

Ns.「ゾンデ(子宮の方向と大きさを診る器械。針金状。)はどうします?」



(私「ロープロープ!!!」とは言えず。)

Dr.「使おうかな・・・あっやっぱりいいわ。」

失神寸前のところで、なんとか終了しました(泣)

そして、子宮がん検診をお受けになったことのある方はご存知かと思いますが、健診後に出血することはよくあります。
なので、健診の後に生理用ナプキンをくれる(あるいは売ってくれる)病院が多いのです。

が、
私の時は、何の説明もありませんでした。

なので、『出血しなかったのかな?マルチン使ったようだけど。』と思いつつ帰宅したら・・・それはもう大出血。(大げさ。)

手洗いしましたわ、おパンツ (怒)

・・・この経験が反面教師となり、当院では
@クスコは小さいもので、なるべく痛くないように、
@ナプキンの説明は忘れずに。
・・・としております。

いい経験だったよ、なんちゃら産婦人科

二度と行かねぇ。

よ〜くかんがえよ〜クスコは大事だよ〜
うーう、うーうっ。(某アヒルのCMより。)

さて、お次は『乳がん検診編』。
近日公開?予定。
お楽しみに!