産婦人科女医の独り言

つぶクリ院長のつぶやきです。ためになる保証はありません。

伝えたいことがあるんだ


(これ、ふざけるんじゃありません。)

こんにちは。

毎日お暑いですが、いかがお過ごしでしょうか。

猛暑の中の、生温かいメッセージです。

季節がら(?) おしもが痒い女性が多くやってきます。

それは恥ずかしいことではないのです!(と、声を大にして言いたい)が、
「恥ずかしいから」・・・と、こじらせてからやってくる方がたくさんいらっしゃいます。

ここで「こじらせる」とは・・・
・ オロ○イン軟膏や○ェミニーナ軟膏を塗って我慢する
・ あまつさえ、患部を掻く
・ 効かない薬を塗って、更に掻く
・ 掻きむしる!

その気持ちも分かるんですが、
治療する側としては、あんまりこじらせる前に来ていただきたい。
なぜならば・・・

こじらせてからの治療は、

時間がかかるから。

皮膚と言うのは、外界から自分を守るバリアーです。
何層もの、バリアー機構および免疫能によって自分を守っています。

そのバリアー機能が、掻くという刺激によって、破たんしてしまいます。

ですから、痒みが出てから数日くらいで来院頂ければすぐ治るものも、
「もう、数年来痒いです。掻きむしって我慢しています」という猛者は、既に婦人科医だけの手に負える状態ではなくなっていることが多いのです。
(しばしば、皮膚科をご紹介しています)

逆説的ですが、

『恥ずかしければ、早めに婦人科を受診してください』

・・・と、言いたい。

ちなみに「早め」とは・・・
・悪化する痒みなら3~4日
・悪化はしないけれど消えない痒みなら一週間

くらいで考えて頂きたいです。

コバ院長からも、熱いメッセージが届いております。


(出典は、、、http://www.ikedamohando.co.jp/cm/delicare_m.html


(出典は、、、https://www.youtube.com/watch?v=881AntGysxw


(出典は、、、https://www.youtube.com/watch?v=y3_rJC7dPGk

(「痒いときでも掻かない。」というのは、どんな痒みの治療にも共通ですけれどね。)

あ、過去記事も読んでね。女性の痒み原因のNo.1であるカンジダの話;2012.3.18「腟内常在菌村」

過去記事検索してみて気づいたけれど、私、痒い話たくさん掻いてる いや書いてる〜〜。