産婦人科女医の独り言

つぶクリ院長のつぶやきです。ためになる保証はありません。

どうにも止まらない

こんにちは。

ご無沙汰しております。

皆さん、ご存じかと思いますが、新型コロナウィルスが終息しません。

終息させるためには、

1. ワクチンの開発

2. 治療薬の開発

が、必要です。

しかしこれがなかなか難しいようです。

薬の開発というのは、、、私も詳しいことは知りませんが、、、

まず、効きそうな既存薬を探し出したり、新薬を開発したりします。

それを、動物実験(まず、ラットなど小動物に投与)します。

効果を認めたら、もっと大きな哺乳類(犬や猿など)に」投与します。

そして、その効果(大人にも子供にも効くのか?も含めて)を確認しつつ、

重大な副作用がないかも調査するわけです。(昔にこう習いましたが、今もそれほど変わっていないかと思います)

効果があることと、副作用が軽度なことを確認したら、

ここでいよいよ臨床試験(人間への投与)。となるわけです。

ウィルス薬に関して言えば、

「まず、そのウィルスに感染して発症した人」に、「新しい薬」を投与するわけです。

しかし、ウィルス感染症は、「自然経過を見るだけで、自然の抵抗力で治るもの」も多いので、

『薬が効いたかどうか?』を判断するのは難しいことと思われます。

以上のことから、「新型コロナウィルスの終息」まではまだ長く険しい道のりと言わざるを得ないでしょう。

なので、現在最も有効な手段

「不要不急の外出を控える」「手をよく洗う」「(呼吸が苦しくない限りは)マスクやフェイスシールドで飛沫が飛び散るのを防ぐ」

・・・などを実行するしかないようです。がっくし

あ そうそう

効果が確認されていて、

世界的に接種されていて、

しかも(ある年齢の女子なら)無料で受けられるワクチンがあるんですよ。

 

子宮頸がんワクチン って言うんですけどね。

 

ご存じですか?

副作用の報道が出てから、接種者がめっきり減ってしまいました。

報道された副作用は、その大部分が「ワクチンによるものでは無い」と、ほぼ結論が出ています。(大部分、です。100%とは言いません)

「お注射三回打つ」ことで、子宮頸がんになることを回避できるなんて、

素敵なことだと思いませんか??

 

まだ「本当なの?」と疑っているそこのあなた!

とっておきの秘密を教えましょう。

 

医師の子供(女子)は、ほとんどが接種してます。

(注・私調べです。全国のデータは知りません。多分ないと思います)

 

世界的に接種されているワクチンなので、将来的(20-30年後?)には

『え、子宮頸がん?まだかかる人いるの? ああ、ジャパニーズか、それじゃあ仕方ないね。』

と、世界で失笑される日が来るのではないかと危惧しております。

Why, Japanese people!!!

 

~おまけ 今日はカバ美より愛を込めて~

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…アマビエ様も、新型コロナ封じは荷が重いと思っていらっしゃるかも。。。