何度でも言います
こんにちは。またまたご無沙汰です。
緊急事態宣言も、とりあえず今日で終わりになります。
原因は不明らしいですが、新型コロナウィルスの第5波もだいぶ下火になりました。
が!
ここでハッスル{ノーマスクで人と会話会食、密集状態で会話会食}すると、
第六波が間違いなくやって来ますので、
みなさん、油断は禁物です。。。
でも、ちょっとホッとしてる私もいます。
本日のテーマは、
既出ですが、産婦人科医が皆さんに知っておいて欲しい事。
を改めて言おうと思います。
①100%の避妊法はないよ!
腟外射精は、避妊法ですらありません!そこのお嬢さん!ご存知ですか?!
失敗率の低い避妊法は、ピルの内服か、ミレーナと言う子宮内避妊リング挿入になります。
それから、緊急避妊薬と言う性交後(120時間以内、ただし72時間以内推奨)に内服するピルもありますが、避妊効果は、前述の二種類に比べると劣ります。(が、知っておくと役に立つことがある。かも…)
☆パンツ見せて歩いてもイケマセン。痴漢を誘発する可能性あり
②子宮がん検診は、パンツを脱がなきゃ出来ないよ!
子宮がん検診の申込書を書いてから、『こんなこととは知らなかった、、、、』と言われても、先生困ります。
経腟的に細胞を取りますので、そのおつもりでいらして下さい。
③子宮は一つ、卵巣は二つなのだ!
そして、子宮はコブクロ。単なる筋肉でできている臓器で、ホルモン産生はしません。ですから摘出しても、ホルモンバランスは乱れません。
ホルモンを産生するのは卵巣です。二つあるので、一個摘出してもホルモンバランスは崩れません。
たまに、『卵巣を一つ取っちゃったら、生理は二か月に一度になりますか?』とゆう質問を受けますが、そんなことはありません。
④子宮がんは、二種類あるよ!
子宮の出口(下側)に出来るのが子宮頚がん、子宮の奥の方に出来るのが、子宮体がんです。
いわゆる「子宮がん検診」は、子宮頚がんの検診を行っていることが殆どです。
時々、子宮がん検診初体験なのに、『出来る検査は全て受けたいデス!子宮頚がんも体がん検診も希望!』と仰る方がおられますが、以下の理由で頚がん検診をメインに勧めています。
ア) 無症状の人に対する子宮体がん検診の有効性は認められていない
イ) 子宮内に器具を入れて細胞を取るので、痛い。そして合併症の可能性がある。。。子宮穿孔とか、感染など。
ウ) 正診率が、子宮頚がん検診に比べて低い。
諸説ありますが、70-80%がいい所でしょうか、、、。
逆に、以下の人は、子宮体がん検診をお勧めします。
a) 不正出血を繰り返している方
b) 二週間以上生理が続く、あるいは生理量が多い方。昼でも大きいナプキンやタンポンを使う方や、健診で貧血を指摘された方は、生理量が多いと思われますよ!
c) 乳がん罹患後の方
d) 若い時からずっと生理不順の方
⑤ おりものシートを毎日使うと、おりものが増えたり痒みが治りにくくなるよ!
もはや、使用を許可制にして欲しいくらいです、、、。
スマホで入力することが苦痛になってきたので、この辺りで終わりにしたいと思います。
産婦人科は受診したくない科かとは思いますが、気になる症状があれば、手遅れにならないうちに受診して欲しい。と言うのは、全ての産婦人科医の願いです。
最後に、コバ院長より一言
あーレジ袋無料に戻らないかなー無料にしたら支持率上がると思うよ、新総理。